数百年を経た木の耐久性 燻煙乾燥木材
有害な化学物質を一切使わず、「木」本来の耐久性を引き出す。
「煙」の効力を現代の科学により、低コストで実現した健康木材。
それが「燻煙乾燥木材」です。
なぜ?木
人が育つ環境に最適なのは、やはり木です。
最近、木の良さが見直され、木造の校舎を建てる学校が増えています。これは今までのコンクリート校舎に比べて、ストレスやケガの発生が少なく、子ども達の心にも良い影響を与える結果が出ていることが理由とされます。また、木の香りには“フィトンチッド”が含まれ、育ち盛りの子ども達には最適の空間となります。
木材の成分
フィトンチッド (phytoncide) とは、微生物の活動を抑制する作用をもつ、樹木などが発散する化学物質。植物が傷つけられた際に放出し、殺菌力を持つ揮発性物質のことを言います。
なぜ?乾燥
乾燥の必要性
生木はカビや割れの原因になり、家の寿命を縮めます。
山から伐り出された木材は、そのほとんどが生のまま製材所で整えられ出荷され使用されています。
つまり、使いながら乾燥させているのです。
これが、収縮・割れ・歪みの原因。さらには腐朽菌=カビの発生、白アリなどの害虫の巣となるのです。諸官庁ではこの弊害をなくすために、乾燥の基準を設けています。
なぜ?燻煙
燻煙乾燥法の利点
有害な化学物質を一切使わず、「木」本来の耐久性を引き出します。木を乾燥させる方法には、たとえば蒸気や熱による方法などさまざま。他の乾燥法は木材のピットをいかに効率よく破壊するかに重点をおいています。
その結果、左図のように木の細胞はボロボロになってしまいます。そうすると、水分は除去できますが、同時に必要な精油分も揮発してしまいます。高温乾燥などは、木材独自の耐久性まで落としてしまいます。水分が1%低下すると、強度は3%向上するといわれますが、精油分がなくなるともろい木材になります。この点、低温長期乾燥の燻煙乾燥は木材に負担をかけず、精油分を保存します。耐久性・保存性が増すうえ、保存された精油分が長い年月をかけて揮発し、癒し効果をもたらします。
なぜ?環境
全て国産材、合法木材を使用
私たちは、国産木材・間伐材の利用をお勧めしています。
国産材を多く使用した家の効果は、住む方の健康だけにとどまらず、国内の森の活性化にも繋がります。私たちの生活、水を守り、生き物を育み、空気を浄化する森は、人が使い手入れをすることにより、地球環境に役立ちます。
また、海外においてその国・地域の法令に違反して行われる“違法伐採”が大きな問題になっています。違法伐採をさせない、使わない為にも、弊社の木材はすべて合法木材を使用しています。合法木材とは、森林関係の法令において合法的に伐採されたことが証明された木材の事を指します。
燻煙乾燥木材は古代の知恵を科学した理想の資材
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端材、おがくずを熱源にし、低価格を実現しました。
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ダニ・白アリ・カビを寄せ付けにくく家を長持ちさせます。
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木の持つ強さ、美しさを最大限に発揮します。
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燻煙乾燥木材は樹種を選ばず、品質の高い資材に仕上げます。